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今回のGBCレイアウトの改良点について 

レゴGBC動画たくさんの再生ありがとうございました!

遅くなりましたが今回のGBCレイアウトの補足説明と改良点について書きます。


今回の動画は手ブレがひどかったです。原因はカメラの性能、中腰の撮影姿勢、緊張だと思います。もし次があれば改善したいと思います。


経路長の31mという長さはボールが実際に辿る軌跡の長さで、ボールコースターが8m位を占めています。
パーツ数は多分20000個くらいだと思います。(自信なし)
ボールは500個使いました。400個だとコースをボールが一周する前にボール工場のプールが空になり、足りませんでした。


GBCのレイアウトは大型化すると、一番処理速度の遅いモジュールにボールが溜まる現象が起きます。今回はそれが起きないように初めのボール工場モジュールをボトルネックにしています。ボール工場だけ処理速度を1.0bps(ボール毎秒)にして、そのほかのモジュールを1.1bps以上にしています。


今回のGBCレイアウトの中でトレインモジュールの信頼性が足りませんでした。自動で行き違いをする部分の機構が難しくトラブルを頻発しました。



gbc_layout_02.jpg
家で用意できるスペースの限界に合わせてGBCのレイアウトを組みました。

画像手前にあるフットスイッチで一括して電源をON/OFFできるようにしています。かなり便利です。

スピードレギュレータは10個(手持ち全部)使いました。だいたいスピードレギュレータ一つにつきPF-Mモーターを2個つないでいます。スピードレギュレータは廃盤品なのでBricklinkで買って(一個500円くらいでした)、それに秋月電子で買ったDC12V1AのACアダプタを組み合わせて使っています。

スピードレギュレータの出力はポッチ電極タイプなので、PFのモーターに繋げるために変換ケーブルが必要になるんですが、その変換ケーブルの値段が高く、それが一番痛手でした。

4番のレギュレータにくっついているのは空気圧式ショベル用のコンプレッサーです。


CIMG1834.jpg
以前、このジグザグリフトモジュールはボールの取り込み部分でボールが噛むという問題がありました。今回のGBCレイアウトに使ったものはその問題を解決した改良型です。シャッターを追加して、噛まないタイミングでボールを送るようにしました。おかげで6時間の稼働では一回もトラブルが起きませんでした。


CIMG1836.jpg
ジグザグリフトのデザインをそのままに下りを作りました。


CIMG1838b.jpg
スパイラルリフトType2を高層化しました。二倍の高さになり、見栄えが良くなりました。この高層化は案外難しかったです。直線部分でクローラーが下に垂れてきたり、赤いチューブが外側に押されて隙間からボールが落ちたりしました。


CIMG1851.jpg
微妙な位置でチューブを保持するために花びらパーツを挟んでいます。


CIMG1842.jpg
出力部分は定番のループです。エレベーターモジュールの入力部分が高いため、GBCのルールである10ブロックの高さをここだけ破ってしまっています。


CIMG1859b.jpg
ボールコースターは高密度に改良されています。勾配が以前より緩くなっていますが、以前と比較しボールの転がるスピードに変化は感じませんでした。

3重ループを作ったり、もうちょっとメリハリをつけたほうが面白かったかなと思います。このモジュールは動画で見るより実物のほうが面白いです。


CIMG1852b.jpg
ロボットアーム用の積み込みユニットです。コンテナを下げるとシャッターも下がるようになっています。


CIMG1861b.jpg
黄色いコンテナ用に製作したロボットアーム用のグリッパです。コンパクトさを重視しています。動画ではこのグリッパの開閉は行っていませんが、一応エアシリンダで開閉できるようになっています。

ロボットアームはハンドの開閉を使わなかったおかげで動作が安定していました。


今回分かったことは、GBCモジュールは30分の動作テストではOKでも、本番で数時間動かすと不具合が出てくることがあるということです。モジュールを作ったときは2時間くらいの連続動作テストをしたほうが良さそうです。



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